2010年12月10日
神尾真由子の魅力が凝縮された演奏です。
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 神尾真由子
神尾真由子さんのトレードマーク、チャイコフスキー
のヴァイオリン協奏曲。
2007年6月、第13回国際チャイコフスキー・コンクール
で優勝を飾ったのが、この協奏曲でした。
期待通り、期待以上のアルバムです。
まさにMagnificentという形容詞がぴったりな
チャイコフスキーの演奏です。
神尾さんの年齢で、この演奏が出来るとは本当に凄い。
まさにアンネ-ゾフィー・ムターの若き日を髣髴させます。
神尾さんの情熱という感情を音に載せる
ヴァイオリンが素晴らしい。
神尾真由子の魅力が凝縮された演奏です。
最後まで、すっかり引き込まれて聞いてしまいました。
録音はヴァイオリンにフォーカスされ、中央よりやや
左よりに大きめの音像で定位しますが、繊細な微小音
から強奏時の鋭い音まで極めてクリアに捉えています。
オーケストラはヴァイオリンのさらに後方に定位し、
解像感や色彩感やダイナミックレンジはやや乏しい
ですが無難な演奏と録音です。
この演奏は何回でも聴きたくなる、
本当に絶品としかいいようがありません。
彼女の「未来」を応援し、演奏に触れることを
とても幸せに思いました。
Posted by クラシック初心者 at 10:21│Comments(0)
│ヴァイオリニスト